相談事例紹介

妻の連れ子と養子縁組をして再婚した男性からのご相談。女性は当時の不倫相手。その時の妻（元妻）に不倫が発覚して、まわりから酷く責められすぐに離婚。不倫相手の女性と再婚して、妻の連れ子の面倒をみていますが、それがとても辛いとおっしゃいました。元妻のところに置いてきた自分の子供と、妻の連れ子は同じ位の年回り。妻の連れ子を可愛がるその一方で、置いてきた自分の子に何もしてやれないと、自分を責めていらっしゃいました。お気持ちを丁寧に共感しながらお話伺うことが、その方に対する支援だと思いました。同時に、自分の子どもに会うための、法的なアドバイスもさせていただきました。最後は、話してすっきりしたようで、今の自分の生活を大切にしたいと笑顔でお帰りになりました。

最初の関わりは夫さんからで、妻さんが何かとイライラして、ケンカが絶えないので、もういい加減離婚をしたい、という御相談でした。その後、夫婦カウンセリングをご希望され、妻さんも来てくださいました。夫婦カウンセリングの中で、妻さんは、セックスレスを大変気にされていて、愛されていないことをとても悲しく思っていたことが分かりました。でも、それを今まで口に出すことが出来ずに、別の形で夫さんにぶつけていたようです。夫さんは妻さんの気持ちを知ってびっくりしていました。夫さんにとっては、予想もしなかったようです。セックスレスになったきっかけは、妻さんの女性ならではの病気を思いやる夫さんの優しさだったことがわかりました。お互いの思いを確認し合い、夫婦のリスタートに気持ちがシフトされ、今後はあまり遠慮せずに本当の気持ちを伝えあいたいとおっしゃっていました。